入浴直後にベッドに入るのは避けた方が良い
ストレスを解消するためには、疲れた脳をしっかり休められる、質の良い睡眠が大切です。そして、入浴でしっかり身体を温めることが、質の良い睡眠に繋がります。質の良い睡眠のためには、自律神経を、活動を司る交感神経から、リラックス状態を担当する副交感神経に切り替える必要があります。湯船に浸かって身体を温めると、副交感神経が優位な状態に切り替わります。身体が眠りに適したリラックス状態になり、深く質の良い睡眠を実現できるというわけです。
ただ、副交感神経が優位な状態に切り替わるのは、入浴後のことです。温まった身体が室温によって冷めていくことで、副交感神経が優位になっていきます。もし、入浴直後にベッドに入ってしまうと、身体が温かいままで活性化しているので、中々寝付けないでしょう。したがって、入浴してからしばらくは、室温で身体を冷ます時間を確保するようにしましょう。
入浴してから1~2時間後にベッドに入るのがベスト
入浴してからベッドに入るまでの時間は、大体1~2時間程度が適しています。質の良い睡眠のためには、湯船に浸かって身体の芯まで温めることが大切です。そこから身体を冷ましていきますが、温まった身体を一気に冷やそうとして、浴室から出る前に冷水を浴びたり、入浴後に冷たいものを飲んだりするのは、身体に負担がかかるので良くありません。あくまでも自然に、室温でゆっくりと身体を冷ましていくのが大切なので、1~2時間くらいはかかります。
もし、入浴後に長い時間を確保できないのであれば、浸かる温度を低めに設定するという手があります。温まった身体の温度が低ければ、冷めるまでの時間が短く済みます。理想なのは38度から40度程度ですが、それより低くしても、質の良い睡眠は実現可能です。